ディクテーションのやり方

効果的な学習方法とおすすめディクテーション教材

ディクテーションのやり方

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00ディクテーションの効果は?

ディクテーションとは、音声で流れる英文を聴いて書き取っていく英語学習方法です。
耳で聴いた音をそのまま文字に書き起こすため、リスニング力が鍛えられるのはもちろん、単語やイディオムを正確に書くための【語彙力】、英文の意味を理解する【文法力】などをアップする効果もあります。

01ディクテーションのやり方

基本的なディクテーションのやり方は英文を聴いて書くと、いたって簡単です。
ただし、やり方がシンプルなぶん、ディクテーション=ひたすら英文を聴いて書き取る、というケースが多いことも事実。
もちろん英語を聞き書きすることは、英会話学習にとって大いにプラスとなりますが、本当にディクテーションの効果を高めるには、聞き取れなかった英文や単語について「なぜ聞き取れなかったのか」という原因を分析し、弱点に応じた学習につなげていくことが大切です。

ディクテーションのやり方

  • 1.英文の音声を繰り返し聞く(3~5回が目安)
  • 2.スクリプトを見て聞き取れなかった箇所を確認
  • 3.聞き取れない原因を分析する=弱点を見つける  POINT1
  • 4.弱点を補うための学習を行う  POINT2

※1~4のステップでディクテーションをしたあとは、2~3日ほど時間をおいて同じ英文でおさらいをすると、よりディクテーションの効果を高めることができます。

POINT1 ディクテーションの結果から弱点を見つけるには?

たとえば、以下のような英文をもとに、ディクテーションで弱点を分析する方法を見ていきましょう。

Children are a bond between their parents.

この文章でディクテーションをしたとき、parents(両親)という単語が聞き取れなかったとしたら、自分はé(ə)の音を聞き取りにくいのかもしれないというように、その原因を分析してみます。
一方、parentsそのものは聞き取れたが、書いた文章では最後の「s」が抜けていた、という場合はどうでしょう。「子はかすがい」という英文の意味を理解していれば、通常は起こらないミスであることから、「bond」という単語の意味を知らなかったり(語彙力不足)、文法の知識が不足しているのではと推察することができます。
あるいは、bondの前に「a」を入れ忘れた(聞き取れていなかった)のであれば、直前の「are」と「a」がつながったことによる音の変化(音の連結、リエゾン)を聞き取ることが苦手であったり、「s」の場合と同様に文法の知識が不十分であることを発見する手がかりになるかもしれません。

英文の再生回数 1回 1回 1回
意味がわかる
スペルがわかる または
考えられる弱点 なし
  • 語彙
  • 音の変化
  • 語彙
  • 文法
  • 音の変化
英文の再生回数 2~5回 2~5回 2~5回
意味がわかる
スペルがわかる または
考えられる弱点
  • 音の変化
  • 語彙
  • 音の変化
  • 語彙
  • 文法
  • 音の変化

POINT2 ディクテーションで見つけた弱点を強化する方法

このように、ディクテーションをしていく中で自分の英語の弱点が明らかになってきたら、今度はそれを克服するための学習につなげていきましょう。

音の変化

リスニングが苦手な場合にもっとも多いのが英語の音の変化をうまく聞き取れないケースです。Thank you[サンキュー]のように2つの単語の前後(kとyo)がつながって「キュ」という音になったり、moment[モーメン]のように語尾の「t」が消失したりと、英語にはいくつかの音のルールがあります。
このルールは、英語を何度も聴くうちに自然と理解できてくるケースもありますが、音の変化を体系的に解説したテキストなどを活用すれば、より効率的に弱点を強化することができます

文法

冠詞(a、theなど)や前置詞(at、inなど)の漏れ、時制(are、wereなど)や人称(I、heなど)による動詞の変化等をミスしやすい場合は、文法が弱点となっているケースがあります。もともと冠詞や前置詞は弱めに発音されることが多く、耳だけに頼るリスニングではどこかで限界が出てきます。文法を強化できるテキストで基礎的な文法知識をフォローしておくと、初歩的なミスを防ぐことができるでしょう。

語彙(発音も含む)

発音と意味の一致しない単語があったり、ディクテーションでのスペルミスが多い場合は、語彙が弱点となっている可能性があります。耳慣れない単語は発音も含めてメモを取り、できれば自分でも正しく言えるようにしましょう。英単語や熟語を強化できるテキストは種類が多く、内容も充実したものが多くありますが、例文が豊富なテキストを選ぶと、その言葉の実際の利用シーンがわかるうえ、ディクテーションにも活用することができ、一石二鳥です

02おすすめのディクテーション教材は?

ディクテーションは、やり方に加えて教材選びも大切です。書き取ったあとの答え合わせをするために英文スクリプトのある教材がベストであることはもちろん、初心者は一文が短めで、単語・文法が易しい教材がおすすめ。
いきなり英語の全文を書き取ることが難しい場合は、穴埋め式の教材を活用しても良いでしょう。
なお、英文のスピードが速すぎると感じる場合は、0.7~0.8倍速程度にスピードを調整すると聞き取りやすいため、スマホやPCで再生する場合は速度調整アプリを活用してみましょう。

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