近年、日本ではグローバル化が進み、一般的に「英語ができると転職の際に有利になる」と言われています。
英語ができる方の中には、自身の英語力を活かし、転職活動を有利に進めたいと考えている方もいるのではないでしょうか?(また、現時点では英語はそこまでできないけれど、これから勉強して将来的に英語を武器に、転職したいと考えている方もいるかもしれません。)
その一方で、一口に「英語ができる」といってもそのレベルは幅広く、どの程度の英語ができると転職の際に有利なのか、英語力を活かして転職する場合、具体的にどのような方法で転職活動を進めると良いのかがわからない…という方も多いはず。
そこで今回は、英語力で転職を有利に進める方法に注目。転職に活かせる英語力や、英語力を活かして転職を有利に進める具体的な方法についてわかりやすく解説します。
さらに、英語力を活かして転職活動を進める際に活用したいおすすめのサービスについての紹介も。
自身の英語力を活かし、転職を有利に進めたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
転職に活かせる英語力とは?
はじめに、どの程度英語ができると転職の際に有利になるのか、転職に活かせる英語力について見ていきましょう。
転職に活かせる英語力 その1 TOEICのスコア
まず、転職に活かせる英語力として挙げられるのがTOEICのスコア。特に書類選考においてTOEICのスコアは、その人の英語力やそのスコアを取るために努力できる姿勢をアピールできるため、転職を有利に進める際に押さえておきたいポイントの一つです。
ちなみに、転職する際の目安となるTOEICのスコアは、企業や業界によって以下のように異なります。
転職に有利なTOEICスコアの目安
一般企業
650点以上
応募条件にTOEICのスコアを挙げている企業は、スコアの目安を「TOEIC600点以上」としているケースが多いため、TOEICのスコアをアピールするのであれば、最低でもTOEIC650点以上を取得しておくのがおすすめ。
上場企業・外資系企業
800点以上
上場企業や、仕事で英語を使う機会の多い外資系企業では、応募条件に「TOEIC800点以上」といった高いスコアを挙げているケースが少なくありません。上場企業や外資系企業への転職を考える際は、TOEIC800点以上を目安にするのがおすすめ。
また、TOEICは数ある英語資格の中でも日本国内において高い知名度を誇ります。特に、日本国内の企業への転職を考えている場合、英語力をアピールするポイントとしてTOEICは取得しておきたい英語資格といえるでしょう。
その一方で英語資格には、TOEIC以外にも英検やTOEFL、IELTS等、さまざまなものがあります。志望する業界や職種によっては、TOEIC以外の英語資格から自身の英語力をアピールするのも一つの方法。
業界や職種に合わせて、求められている英語力をしっかりアピールできる英語資格を取得しておくことが大切です。
転職に活かせる英語力 その2 実践的な英語スキル
TOEICのスコアだけではなく、ビジネスメールが作成できる、英語で交渉ができる等、実践的な英語スキルも、英語力を活かして転職を有利に進める上で重要なポイントです。
転職に役立つ!主な実践的な英語スキル
- スピーキング、リスニング
- 交渉、会議、取引先や外国人の上司・同僚・部下とのコミュニケーション
- リーディング
- メールや資料の内容を読み、理解することができる
- ライティング
- 英語でメールや資料を作成することができる
実践的な英語スキルがあれば、英語を使う環境に転職した場合でも、英語で困る場面が少なく、即戦力として採用される可能性も考えられます。こうした点からも、実践的な英語スキルは、転職を有利に進める上で押さえておきたい英語力といえるでしょう。
ただし、英語はあくまでも業務を行うための手段にすぎません。英語が話せる、読める、書けることだけをアピールするのではなく、英語力に加え、「これまでのキャリアで培ったものをどう活かしていけるか」「業種・職種に関する専門知識をどれだけ持っているか」等についても、しっかりアピールできることが大切です。
英語力で転職を有利に進める方法
それでは、自身の英語力を活かし、転職を有利に進めるためには、どのようなポイントを押さえておくと良いのでしょうか?本チャプターでは、英語力を活かし、転職を有利に進める具体的な方法についてわかりやすく解説します。
英語力で転職を有利に進める方法 その1 転職エージェントを活用する
まず、一つ目のポイントとして押さえておきたいのが転職エージェントの活用です。
転職エージェントとは、さまざまな転職サポートが受けられる無料の転職支援サービスのこと。一般には公開されていない非公開求人を多数取り扱い、求職者に合ったものを紹介してもらえるほか、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、内定獲得後の年収交渉や退職手続き等、必要に応じてさまざまな転職サポートを受けることが可能です。
ちなみに、一口に「転職エージェント」と言ってもその種類は多く、転職エージェントによって得意とする業界や対象地域が異なります。
数ある転職エージェントの中には、英語力を活かした転職に強みを持つ転職エージェントも。自身の英語力を活かして転職を有利に進めたい場合は、こうした転職エージェントを活用するのがおすすめです。
英語力を活かした転職に強みを持つ転職エージェントを活用すれば、英語力のある人材を求めている企業とのマッチングが測れ、効率よく自分に合った求人が見つけられるほか、自身の市場価値を知ることが可能。さらに、英文のレジュメ(履歴書・職務経歴書)添削や英語での面接対策等の転職サポートを受けることもできます。
効率よく転職活動を進める上でも、転職エージェントは、ぜひ上手く活用したいサービスといえるでしょう。
英語力を活かした転職に強い!おすすめの転職エージェント
リクルートエージェント 公式サイトへ行く
求人・転職サポートの質の高さに定評あり!
求人数 | 公開求人:約3,021件(非公開求人:約1万712件) ※2019年10月 |
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拠点 | 全国16拠点 (札幌、仙台、宇都宮、さいたま、千葉、東京、西東京、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡) |
得意分野 | 外資系、メーカー、医薬・製薬、IT業界 ほか多数 |
リクルートエージェントの強み |
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業界トップクラスの求人数および転職実績を誇る「リクルートキャリア」の転職エージェント。日本に進出している大手外資系企業や、世界に拠点を持つ大手日系グローバル企業などを含む20万件以上の非公開求人を取り扱っており、豊富な求人のなかから、自分に合ったものを紹介してもらうことができる。
リクルートエージェントでは、各業界に精通した経験豊富なキャリアコンサルタントが在籍。カウンセリング力の高さに定評があり、質の高い転職サポートを受けることができる。さらに、英文レジュメの添削や英語での面接対策等に対応している点もチェックしておきたい。
求人やサポート力に定評があるリクルートエージェントは、英語力を活かしつつ、効率よく転職活動を進めたいと考えている人であれば、ぜひ登録しておきたい転職エージェントの一つ。
JACリクルートメント(ジェイ エイ シー リクルートメント) 公式サイトへ行く
ネイティブスピーカーまたはバイリンガルのキャリアコンサルタントによる転職サポートが魅力
求人数 | 公開求人:約494件(非公開求人:全体の60%以上) ※2019年10月 |
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拠点 | 全国9拠点 (東京、大宮、横浜、名古屋、静岡、大阪、京都、神戸、広島) |
得意分野 | 外資系、メーカー、医薬・製薬、IT業界 ほか多数 |
リクルートエージェントの強み |
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ロンドン発祥の日経転職エージェントとして、世界8か国に独自のグローバルネット枠を持ち、外資系企業で29年以上の実績を誇る「JAC Recruitment」の転職エージェント。日系・外資系企業や大手・優良企業の求人を多数取り扱い、英語を活かした転職に強みを持つ。
JACリクルートメントでは、各業界や職種に特化したキャリアコンサルタントが在籍し、求職者の転職をサポート。ちなみに、JACリクルートメントに在籍するキャリアコンサルタントは全員がネイティブスピーカーまたはバイリンガルとなっており、英文でのレジュメ添削や英語での面接対策等の転職サポートを受けることができる。また、キャリアコンサルタントの提案力・サポート力の高さも魅力。
自身の英語力を活かし、特に外資系企業や大手企業等への転職を考えている人であれば、JACリクルートメントはぜひチェックしておきたい転職エージェントだろう。
英語力で転職を有利に進める方法 その2 英語力を磨く
実践の場で使える英語力を身につけておくのも、英語力を活かして転職を有利に進める上で重要なポイントです。
英語力を磨いておけば、採用選考の過程において英語での面接や筆記試験があった場合でも、しっかりと対応することが可能。さらに、自身の英語力をアピールすることにもつながります。
その一方で、日頃から英語に触れていないと、とっさに英語でコミュニケーションを取ったり、英文を書いたりするのは難しいもの。
特に、採用選考の際に英語での面接がある場合や、TOEICのハイスコアは持っているけれど、英語はあまり話せない・・・といった場合は、実際のビジネスの場でもしっかり英語が使えるよう、普段から英語力を磨いておくことが大切です。
Memo
短期集中で英語力を磨くには英語コーチングの利用がおすすめ
ちなみに、英語力を磨く際、英会話教室やオンライン英会話、英会話関連のアプリ等を利用するのも一つの方法ですが、実践の場で使える英語を着実に身につけるのであれば、英語コーチン(英語パーソナルジム)の利用がおすすめです。
英語コーチングとは、受講生一人一人に専属のコンサルタントがつき、英会話のレッスンやオリジナルカリキュラムの作成、学習サポート等が受けられるサービスのこと。毎日2時間程度の自習学習が課せられるなど、一般的な英会話教室と比較すると学習カリキュラムはややハードになりますが、その分、着実に英語力を伸ばせると、近年人気を集めています。
さらに、英語コーチングの場合、「2か月間」「3か月間」等、コースの学習期間が決まっているケースが多く、短期集中で使える英語を身につけられる点も魅力の一つ。
転職に備え、短期集中で英語力を伸ばしたい人や、実践の場で使える英語を効率よく身につけたいと考えている人は、自身の英語力を磨く際に上手く活用すると良いでしょう。
短期集中で効率よく英語力を伸ばす!おすすめの英語コーチング
ENGLISH COMPANY(イングリッシュカンパニー) 公式サイトへ行く
第二言語習得研究に基づく学習メソッドで効率よく英語力を身につける
料金プラン例(税込) |
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教室数 |
7ヵ所(2023年9月現在) …銀座、新宿、神田、恵比寿、神戸、四条烏丸、梅田
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学習期間 | 3か月(90日間)※全レベル対応コース |
無料体験 | ※体験レッスン |
大学受験予備校を母体とする教育ベンチャー「スタディーハッカー」が運営する英語コーチング。3か月間の短期集中で効率よく英語力が伸ばせると、数ある英語コーチングの中でも高い人気を誇っている。
ENGLISH COMPANYの特徴は、レッスンに言語習得の科学「第二言語習得研究」の知見に基づいたトレーニングメソッドを採用している点。学術的に根拠のある学習方法で英語力を身につけられる点は、他の英語コーチングと比較しても、ENGLISH COMPANYの大きな魅力といえるだろう。
また、大学や大学院で専門的に「第二言語習得研究」を学んできたプロが専属コンサルタント(パーソナルトレーナー)を担当し、質の高いレッスン・学習サポートが受けられる点も魅力。
転職に向け、英語コーチングを利用し、短期集中で効率よく英語力を伸ばしたいと考えている人にとって、ENGLISH COMPANYはぜひ利用を検討したい有力な選択肢の一つだろう。
TOEICのスコアアップやビジネス英語のレベルアップを目指す人におすすめ
料金プラン例(税込) |
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教室数 | 9ヵ所(2021年12月現在) …有楽町、新宿、渋谷、神田秋葉原、池袋、六本木、横浜、名古屋、阪急梅田
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学習期間 | 2か月間、3か月間 ※6か月間、12か月間のプランも用意 |
無料体験 | ※無料カウンセリング |
ビジネス英会話に特化した英語コーチング。利用者満足度は90%と高く、数ある英語コーチングのなかでも人気を集めている。
PROGRITでは、ビジネス英語の習得を目指す「ビジネス英会話コース」、TOEICのスコアアップを目指す「TOEICコース」、海外の大学や大学院への留学に必要となるTOEFL iBTやIELTSのスコアアップを目指す「TOEFL iBT/IELTSコース」を用意。それぞれのコースには、2か月プランと3か月プランがあり、自分に合ったコース・プランを選択することができる。
さらに、PROGRITでは、高い英語力に加え、高度な問題解決能力やグロバールでのさまざまな経験を持つ人材を専属コンサルタントとして採用。質の高い学習サポートが受けられる点も嬉しいポイントといえるだろう。
PROGRITは、転職に備え、短期集中でTOEICのスコアアップを目指している人や、実践の場で使える英語力を身につけたい人におすすめの英語コーチング。
ちなみに、「ビジネス英会話コース(3か月プラン)」は、厚生労働大臣指定の「一般教育給付制度」の対象コースとなっており、所定の条件を満たすと、支払った受講費用の20%(※最大10万円)がハローワークから支給される。「ビジネス英会話コース」の受講を検討している方は、併せてチェックしておくと良いだろう。
まとめ
英語力を活かし、転職を有利に進める方法について解説した今回の特集はいかがでしたでしょうか?
英語力があれば、転職を有利に進められるのはもちろん、求人をはじめ、転職活動を進める際の選択肢も広がります。
さらに、英語力を活かして転職を進める際、どの程度の英語力が求められるのか、どういった方法で転職を進めると良いのかを知っていれば、より効率よく転職活動を行うことが可能です。
自身の英語力を活かして転職したいと考えている方は、本特集を参考に、転職に活かせる英語力や、英語力を活かして転職を有利に進める具体的な方法等をチェックし、転職する際に役立てましょう。