2019年6月から、TOEICブリッジのテストが4技能に対応!新しいテスト形式の内容は?
2019年2月19日、日本でTOEICを実施する、国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、「TOEICブリッジテスト(TOEIC Bridge Tests)」の公開テスト(※個人受験のテスト)について、同年6月から、リーディングとリスニングにのみ対応した従来のテスト内容を、英語4技能(リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング)が測れるテスト内容へリニューアルすることを発表しました。
TOEICブリッジテストとは、基礎的な英語能力を測る、英語初級者~中級者向けのテスト。一般的なTOEIC(TOEIC L&Rテスト)よりも問題が易しく、日常英会話に焦点を当てた問題が多数出題されるため、英語を学び直したいと思っている社会人や、英語の勉強を始めたばかりの小中学生でも、気軽に受験できる資格試験として人気を集めています。
今回の本気の英会話ニュースでは、このTOEICブリッジテストに注目。リニューアルを経て、テスト内容がどのように変更するのかを、わかりやすく解説します。さらに、TOEICブリッジテストの対策におすすめのオンライン英会話についての紹介も。
TOEICブリッジテストの受験を考えている方は、ぜひ最後までチェックし、試験対策に役立てましょう。
新しい2つのTOEICブリッジテスト、問題内容や試験時間は?
「リスニング&リーディング」、「スピーキング&ライティング」のテストの詳細は以下の通り。
リスニング&リーディング | スピーキング&ライティング | |
---|---|---|
テスト形式 | マークシートによる一斉受験 | テスト会場でパソコンを利用 |
テスト内容 | リスニング:50問(約25分) リーディング:50問(35分) |
スピーキング:8問(約15分) ライティング:9問(約37分) |
試験時間 | 約1時間 | 約52分 |
受験料 | 4,950円(税込) | 9,350円(税込) |
受験地 | 東京、大阪など13都市 | 東京、愛知、大阪 |
TOEICブリッジテストでは、2019年6月から、「リスニング&リーディング」と「スピーキング&ライティング」の2種類のテストを受験できるようになります。ちなみに、両方のテストを受ける場合、別々に申し込みが必要。
「リスニング&リーディング」のテストは、マークシートによる一斉受験で、リスニングが50問、リーディングが50問出題されます。テストは約1時間と比較的短時間で終わるため、受験しやすいのが嬉しい点でしょう。テストでは、メールやSNSでの会話、複数人でのおしゃべりといった、実際の場面に即した問題が出題されるので、テスト対策として勉強した内容を、実際に英語を使う場面で応用しやすいのもポイントです。
一方、「スピーキング&ライティング」のテストは、テスト会場でパソコンを使用して受験します。設問は少なく、スピーキングが8問、ライティングが9問の計17問。
受験料は9,350円(税込)と、「リスニング&リーディング(※税込4,950円)」と比較するとやや高くなっていますが、TOEIC S&W(※税込10,260円)よりもリーズナブルにテストを受けることが可能です。
新テスト形式対応の公式問題集、「TOEIC Bridge公式ガイドブック」は2019年4月23日に発売予定なので、2019年6月以降、TOEICブリッジテストを受験しようと考えている方は、公式問題集を活用し、テスト対策をすると良いでしょう。
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また、英文法のレッスンに対応したオンライン英会話を利用して、TOEICブリッジのテスト対策を行うのもおすすめ 。多くのオンライン英会話では、英文法やスピーキングの教材を用意しているので、上手に活用することで、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングそれぞれのスキルアップすることが可能です。英語4技能を全体的にレベルアップしたい方は、「TOEIC Bridge公式ガイドブック」に加え、オンライン英会話を利用するのも1つの方法でしょう。
TOEICブリッジテストの対策におすすめのオンライン英会話
料金の安さと講師の質の高さに定評があるオンライン英会話。英文法についてしっかり学べる「Grammar in Use」や、アクティビティを通してスピーキング力を身につけられる「Speak Now」など、12,000以上の教材を用意。無料で利用することができる。また、TOEFL iBTや英検に対応したテキストも用意しているので、別のテストを受験する際も対策を行うことが可能。DMM英会話では、1回25分のレッスンを2回受けられる無料体験を実施しているため、気になる人はまず、無料体験を試してみると良いだろう。
TOEIC L&RやTOEFLを受ける前のウォーミングアップとして少し易しめの英語テストを受けたいと考えている方や、日常英会話に特化したテストを探している方、英語4技能の実力を測りたい方は、2019年6月からリニューアルする新しいTOEICブリッジテストを受験してみてはいかがでしょうか?