解説

GTEC（ジーテック）とは、ベネッセコーポレーションが実施する「聞く」「話す」「書く」「読む」の英語4技能を絶対評価で測定する検定。正式名称は、「Global Test of English Communication」。

小学生・中学生向けの「GTEC Junior」、中学生・高校生向けの「GTEC」、大学生・社会人向けの「GTEC」の3種類があり、さらにレベル別に10タイプに分かれている。
受験料や試験時間、測定方法（マーク式、記述式、タブレット、PCなど）などは、受験するGTECの種類や問題タイプによって異なる。
また、「団体申し込み」に対応しているものと「個人申し込み」に対応しているものがある。

GTECの種類	問題タイプ	申し込み方法
GTEC Junior （小学生・中学生向け）	Junior1 Junior2 Junior Plus	団体申し込み
GTEC （中学生・高校生向け）	Core Basic Advanced	団体申し込み
	CBT	個人申し込み
GTEC （大学生・社会人向け）	Academic	団体申し込み
	Business	団体申し込み／個人申し込み
	Business（公開会場版）	個人申し込み

なかでも、中学生・高校生向けの「GTEC」は、スコアがヨーロッパ言語共通参照枠「CEFR（セファール）」に準拠しており、多くの大学・短期大学が入試に活用（※海外の学校を含む）。学校によっては、GTECのスコアを、出願基準や入試の代替としているところもある。
特に、大学や短期大学への進学を考えている学生は、志望する学校や学部の入試にGTECが活用できるのか、確認しておくと良いだろう。

試験対策は、受験するGTECの種類や問題タイプによって異なる。GTECの公式ホームページでは、レベル別の学習法や、試験対策に役立つ教材などを紹介しているので、事前にチェックしておくのがおすすめ。
また、数あるオンライン英会話のなかには、ベストティーチャー（※GTRC CBT対応）やKimini英会話（※GTEC Basic/Advanced対応）など、GTEC対策コースを用意しているところもあるので、該当の試験を受ける際は、試験対策として上手く活用したい。