スラング
Slang
解説
スラングとは、仲間内などのくだけた場で使われる言葉のこと。俗語。
スラングは、ネイティブの日常会話において、非常に頻繁に使われている上、過度に省略されるケースや、本来とは異なる物事を意味する言葉や表現も多く、英語学習においてテキスト等に登場することはほとんどない。そのため、留学で現地の学生や住民と交流する際に、初めてスラングに触れ、困惑する英語学習者も多い。
よく使われるスラング例
- 短縮表現
- wanna→「want to」を縮めた形
- gonna→「going to」を縮めた形 等
- 本来の意味とは違う使われ方をする言葉
- hang out:身を乗り出す→(スラング)出かける
- awesome:畏怖の念を起こさせる、荘厳な→(スラング)素晴らしい、いいね
- dope:マリファナ、麻薬、違法薬→(スラング)最高、かっこいい
- 会話表現・フレーズ
- wanna→「want to」を縮めた形
- gonna→「going to」を縮めた形 等
また、最近では、ネットスラングと呼ばれる、メールやSNS等でよく使われるスラングも登場。ネットスラングには、チャットやコメントで素早く文字を打てることを重視し、頭文字をとって作られたものや、フレーズを省略した言葉が多い。さらに、一部のネットスラングは、実際の会話でも使われている。
英語のネットスラング例
- ASAP→「as soon as possible」の頭文字を取った形 (訳)できるだけ早く、今すぐに
※ネットだけでなく実際の会話でも使われる言葉。 - btw→「by the way」の頭文字を取った形 (訳)ところで
- IDK→「I don't know」の頭文字を取った形 (訳)わからない、知らない
このように、スラングは英語学習者には馴染みのない表現が多く、意味を予測できないものも多い。
ちなみに、スラングは、特に若者同士・学生同士間のくだけた場での日常会話で使われることが多く、スラングが使えると、ネイティブとフランクな会話を楽しむことができる。
その一方で、スラングはいわゆる「俗語」にあたるため、ビジネスの場や公共の場での使用はNG。
スラングの中には、汚い言葉や、罵倒、悪口、強い侮辱の言葉等も非常に多く、言葉によっては誤解を招いたり、相手に不快な思いを与えたりして、トラブルの原因となることもあるため、スラングを使う場合は注意が必要。