人気の音声翻訳機 ポケトークとarrows helloを徹底比較。おすすめはどっち?

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ポケトークとarrows helloを比較

おすすめの音声翻訳機は?

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英会話レベル Everyone!

こんな人におすすめ!
話題の音声翻訳機「POCKETALK」と「arrows hello」の違いは?
NetflixとHuluを比較!

近年、外国人とスムーズにコミュニケーションが取れるツールとして「音声翻訳機(=ポケット翻訳機)」が注目を集めています。
海外旅行を予定している方や、仕事などで外国人を相手に接客をする機会が多い方の中には、音声翻訳機の利用を検討されている方もいるのではないでしょうか?

今回の本気の英会話では、この音声翻訳機に注目。数ある音声翻訳機の中でも、特に評判の良い「ポケトーク(POCKETALK)」と「arrows hello(アローズハロー)」の2機種をピックアップし、わかりやすく比較していきます
「ポケトーク」か「arrows hello」かで迷っている方はもちろん、音声翻訳機が気になっている方、音声翻訳機の購入・利用を検討している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

Information
本記事で紹介している「ポケトーク(POCKETALK)」は、2018年9月に発売した「ポケトークW」(※ポケトーク2代目モデル)、「arrows hello」は、2019年5月に発売した「arrows hello AT01」です。

ポケトーク VS arrows hello ① 基本情報を比較

はじめに、「ポケトーク(POCKETALK)」と「arrows hello(アローズハロー)」の基本情報をご紹介します。

ポケトーク(POCKETALK)とは?

ポケトーク(POCKETALK)・イメージ

PCソフトの開発・販売を手掛ける「ソースネクスト」がオランダの「Travis社」と共同開発した音声翻訳機。「2018年 日経優秀製品・サービス賞」において、最優秀賞を受賞しているほか、数ある音声翻訳機の中でシェアNo.1を獲得しており、高い人気を誇っている
2019年7月現在、ポケトークは74言語の翻訳に対応。さらに、SIM(グローバルSIM)も利用でき、WiFiエリアに加え、SIMの対応エリアでも利用することができる。

また、AIを搭載しており、長文の翻訳にも対応しているほか、ポケトークと連携する学習用の専用アプリ「POCKETALK Link」も無料で利用可能。よく使う文章は「お気に入り」として登録することもできる。

arrows hello(アローズハロー)とは?

arrows hello(アローズハロー)・イメージ

日本の総合エレクトロニクスメーカー「富士通」が2019年5月に発売した音声翻訳機。携帯電話の製造で培った通信技術と小型端末のノウハウを元に開発され、スマートフォンやタブレットのブランドとして知られる「arrows(アローズ)」シリーズ初の音声翻訳機として注目を集めている。
2019年7月現在、arrows helloは28言語の翻訳に対応。うち、日本語、英語、中国語(簡体字)の3言語は、オンラインではもちろん、オフラインでも翻訳を行うことができる。また、カメラで文字を撮影で、翻訳できる「カメラ翻訳」に対応している点も魅力

ポケトークとarrows helloの基本情報を比較

  ポケトーク W
(POCKETALK)
arrows hello AT01
(アローズハロー)
デザイン ポケトーク(POCKETALK)・画像 arrows hello(アローズハロー)・画像
発売日 2018年9月 2019年5月
メーカー ソースネクスト 富士通
対応言語数 ※1 74言語 28言語
※うち3言語はオフラインでの翻訳に対応
翻訳機能 双方向
日本語→外国語/外国語→日本語
双方向
日本語→外国語/外国語→日本語
ネット環境

オンライン:

  • WiFi:
  • SIM:

オフライン:

オンライン:

  • WiFi:
  • SIM:不可

オフライン:

  • 日本語、英語、中国語(簡体字)の3言語のみ対応
サイズ、重量
  • サイズ:高さ110mm×幅59.8mm×厚さ15.8mm
  • 重量:約100g
  • サイズ:高さ118mm×幅50mm×厚さ13mm
  • 重量:約101g
カラー ホワイト、ブラック、ゴールド、レッド 紅(BENI)、墨(SUMI)
連続待ち受け時間
  • 連続待受時間:約240時間(4G LTEエリア)
  • 連続翻訳時間:約7時間
  • 連続待受時間:約280時間
  • 連続翻訳時間:約9.7時間(オンライン)/約6.3時間(オフライン)
価格(税込)※1
  • グローバル通信なし:27,368円
  • グローバル通信2年付き:32,868円
  • オープン価格
    ※参考価格:31,413円(Amazon)

※1:2019年10月現在

持ち運びに便利なサイズ。バッテリーの持ちも◎

ポケトークとarrows helloのサイズを比較すると、ほぼ同じ。どちらも手のひらにすっぽりと納まる持ち運びに便利なサイズです
また、連続待ち受け時間は、ポケトークが約240時間(※4G LTEエリア)、arrows helloは約280時間、連続翻訳時間は、ポケトークが約7時間、arrows helloがオンラインで約9.7時間、オフラインで約6.3時間となっています。バッテリーの持ちが良く、海外旅行の際なども、充電を気にせず利用できる点は嬉しいポイント

ポケトーク VS arrows hello ② 対応言語数を比較

旅行や出張で様々な国へ行く場合や、いろいろな国籍の人とコミュニケーションを取ることが多い場合、まず注目したいのが、音声翻訳機の対応言語数です。
ポケトークとarrows helloで翻訳に対応している言語数を比較すると以下の通り。

ポケトークとarrows helloの対応言語数を比較

  ポケトーク W
(POCKETALK)
arrows hello AT01
(アローズハロー)
ポケトーク(POCKETALK)・画像 arrows hello(アローズハロー)・画像
対応言語数 ※1 74言語 28言語
-
  • オンライン翻訳:28言語
  • オフライン翻訳:3言語 …日本語、英語、中国語(簡体字)
  • カメラ翻訳
    オンライン:21言語
    オフライン:3言語 …日本語、英語、中国語(簡体字)
主な対応言語 日本語、英語(米国・英国・インド・オーストラリア)、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、イタリア語、フランス語(フランス・カナダ)、ドイツ語、ロシア語、スペイン語(スペイン・米国・アルゼンチン・コロンビア)、オランダ語、ポルトガル語(ブラジル・ポルトガル)、スウェーデン語、フィンランド語、デンマーク語、ノルウェー語、ポーランド語、トルコ語、ハンガリー語、ギリシャ語 など 日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、イタリア語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、オランダ語、ポルトガル語、スウェーデン語、フィンランド語、デンマーク語、ノルウェー語、ポーランド語、トルコ語、ハンガリー語、ギリシャ語 など

※1:2019年7月現在

ポケトークは74言語、arrows helloは28言語の翻訳に対応

ポケトークとarrows helloを比較すると、ポケトークが74言語であるのに対し、arrows helloは28言語。ポケトークの方がより多くの言語の翻訳に対応しています。

また、ポケトークの場合、同じ「英語」でも、国別に「米国」、「英国」、「インド」、「オーストラリア」の4種類から選択でき、その国に則した発音・表現での翻訳が可能です。

一方、arrows helloは、ポケトークと比較すると、対応言語数は少ないものの、一部の言語(※日本語、英語、中国語(簡体字)の3言語)に関しては、オフラインでの翻訳に対応しています
特に、海外旅行中など、WiFiの繋がらないオフラインの環境で音声翻訳機を使いたい場面もあるため、オフラインでも音声翻訳機を利用できる点はarrows helloの大きな魅力といえるでしょう。

また、arrows helloは、カメラで文字を撮影すると、その文字を翻訳できる「カメラ翻訳」にも対応しており、オンラインでは、日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、イタリア語、フランス語など21言語、オフラインでは日本語、英語、中国語(簡体字)の3言語を翻訳することができます。arrows helloを利用する際は、この機能も上手に活用するのがおすすめ。

ポケトーク VS arrows hello ③ 翻訳機能&ネット環境を比較

翻訳機能や搭載している翻訳エンジン(※翻訳の精度)、音声翻訳機が利用できるネット環境についても、音声翻訳機を選ぶ際に確認しておきたいポイントです。
ここでは、ポケトークとarrows helloの翻訳機能および、音声翻訳機が利用できるネット環境について比較していきます。

ポケトークとarrows helloの翻訳機能&ネット環境を比較

  ポケトーク W
(POCKETALK)
arrows hello AT01
(アローズハロー)
ポケトーク(POCKETALK)・画像 arrows hello(アローズハロー)・画像
翻訳機能 双方向
日本語→外国語/外国語→日本語
※「外国語→外国語」の翻訳にも対応
双方向
日本語→外国語/外国語→日本語
翻訳エンジン 言語ごとに最適な外部の翻訳エンジンを使用 ユー・ダウ(youdao)
ネット環境

オンライン:

  • WiFi:
  • SIM:

オフライン:不可

オンライン:

  • WiFi:
  • SIM:不可

オフライン: ※一部言語

ポケトークとarrows helloはいずれも双方向の翻訳に対応

ポケトークもarrows helloも日本語を基点に、「日本語→外国語/外国語→日本語」の双方向の翻訳に対応しています。(※ちなみに、ポケトークは、「外国語→外国語(例:英語→フランス語/フランス語→英語)」の双方向の翻訳にも対応。)
数ある音声翻訳機の中には、「日本語→外国語」の一方向の翻訳のみに対応しているものもありますが、一方向の翻訳の場合、相手の話す外国語をこちらが聞き取り、理解する必要があるため、双方向の翻訳に対応している点は、嬉しいポイントといえるでしょう。

翻訳エンジンについては、ポケトークの場合、言語ごとに、クラウド上にある最適な外部の翻訳エンジンを使用。ちなみに、翻訳エンジンはクラウド上にあるため、情報は随時更新されています。
一方、arrows helloは、中国の大手ポータルサイトを運営する「ユー・ダウ(youdao)」が開発した翻訳エンジンを搭載。両者とも、高い翻訳精度を実現しています。
また、いずれも簡単なフレーズはもちろん、長文の翻訳に対応している点もチェックしておきたいポイントです。

arrows helloはオフライン環境でも利用可

音声翻訳機を利用できるネット環境については、ポケトークの場合、オンラインでのみ利用可。ちなみに、ポケトークはSIM(グローバルSIM:eSIM)の利用にも対応しており、SIMを利用すれば、WiFiエリアはもちろん、SIMの対応エリアでも利用することができます。SIMを利用する場合、本体とは別途で通信量が発生する点には注意が必要ですが、WiFiが繋がらないエリアでもSIM対応エリアであれば利用できる点は嬉しいポイントといえるでしょう。

一方、arrows helloは、WiFiに接続してのオンラインでの利用はもちろん、日本語、英語、中国語(簡体字)の3言語に関しては、オフライン(※カメラ翻訳含む)でも翻訳を行うことができます。SIMカードに対応していない点には注意が必要ですが、通信圏外や飛行機内など、通信環境の悪い場所や、WiFiの繋がらない場所でも利用できる点は、ポケトークと比較し、arrows helloの大きな魅力の一つです。

ポケトーク VS arrows hello ④ 使い方を比較

いざというときに、簡単に使えるかどうかも音声翻訳機を選ぶ際に確認しておくことが大切です。
ここでは、ポケトークとarrows helloそれぞれの使用方法について見ていきましょう。

ポケトークとarrows helloの使い方を比較

ポケトーク

Step1
電源を入れる(+翻訳する言語を設定する)
Step2
話す言語名が表示されている側のボタンを押しながら話す
Step3
音声+テキストで翻訳される(※言語によって、テキスト表示のみの場合あり)

arrows hello

Step1
電源を入れる(+翻訳する言語を設定する)
Step2
話す言語側の「翻訳キー(※音声翻訳機側面にあるボタン)」を押したまま話す
Step3
翻訳キーを離すと翻訳される(※音声+テキスト)

arrows helloカメラ翻訳

Step1
翻訳したい文字をカメラで読み取る
Step2
画面下側に表示される「〇」をタップ→翻訳結果が表示される

使い方は簡単。arrows helloはカメラ翻訳にも対応

ポケトークもarrows helloも操作方法はシンプル。「①電源を入れる ②話す言語側のボタンを押しながら翻訳したい文・フレーズを話す ③音声+テキストで翻訳される」の3ステップで、簡単に話した内容を翻訳することができます
機械にあまり詳しくない人でも、安心して利用できる点は嬉しいポイントといえるでしょう。

さらに、arrows helloの場合、カメラに写した文字を翻訳する「カメラ翻訳」にも対応しており、こちらも、「①翻訳したい文字をカメラで読み取る ②画面下側に表示されるボタンをタップする」の2ステップで簡単に翻訳することが可能です。

ポケトークには、「再生履歴の表示」&「お気に入り登録」の機能も

また、ポケトークの場合、翻訳した結果は、2言語のテキストのセットで自動に保存され、再生履歴をタップすると、いつでも再生できます。ちなみに、ポケトーク本体には1万件まで再生履歴を保存できるほか、クラウド上のポケトークセンターを利用すれば、無制限で再生履歴を保存することが可能です。(※不要な再生履歴は削除できます)
加えて、ポケトークには、よく使うフレーズや表現を「お気に入り登録」し、簡単に呼び出せる機能も
arrows helloには、再生履歴の表示および、お気に入り登録の機能はないため、便利な機能が充実している点は、arrows helloと比較して、ポケトークならではの大きな魅力といえるでしょう。

ポケトーク VS arrows hello ⑤ 価格を比較

音声翻訳機の利用を検討する際、やはり価格が気になる方も多いはず。最後に、ポケトークとarrows helloの価格を比較していきます。

ポケトークとarrows helloの料金を比較

  ポケトーク W
(POCKETALK)
arrows hello AT01
(アローズハロー)
ポケトーク(POCKETALK)・画像 arrows hello(アローズハロー)・画像
価格(税込)※1
  • グローバル通信なし:27,368円
  • グローバル通信2年付き:32,868円
  • オープン価格
    ※参考価格:31,413円(Amazon)

※1:2019年10月現在

予算の目安は2.7万円~3万円

ポケトークは、WiFi環境下のみで利用できる「グローバル通信なし」モデルと、専用のeSIMが内蔵され、WiFiが繋がらないエリアやネットワークが不安定なエリアでも利用できる「グローバル通信2年付き」モデルの2種類のモデルを用意しています。
価格は、「グローバル通信なし」モデルが、27,368円(税込)、2年間のeSIM利用料金(通信費)が含まれた「グローバル通信2年付き」モデルが32,868円(税込)
(※ちなみに、「グローバル通信2年付き」の場合、2年後以降は、1年間5,500円(税込)でeSIMの利用を延長することが可能です。また、「グローバル通信なし」モデルを購入した場合でも、本体側面のSIMスロットに専用のグローバルSIMをセットし、設定を行えば、SIMを利用することができます。)

一方、arrows helloは、オープン価格となっていますが、Amazonでの参考価格は、2019年10月現在、約3.1万円。ポケトーク「グローバル通信2年付き」モデルとほぼ同等の価格となっています。

音声翻訳機の利用を検討する場合、予算は2.7万円~3万円程度として考え、端末の特徴や機能から、自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。

PickUp
旅行会話に特化した音声翻訳機 イリー(ili)
※販売終了
オフライン音声翻訳機 ili(イリー)・画像
価格(税込) 21,780円
対応言語数 3言語:英語、中国語、韓国語
※入力言語は日本語のみ
翻訳機能 一方向(日本語→英語/中国語/韓国語)
ネット環境
  • オンライン:
  • オフライン:
サイズ、重量
  • サイズ:高さ121.8mm×幅33mm×厚さ13mm
  • 重量:約42g
カラー ホワイト

「ログバー」が開発・販売を手掛ける旅行会話に特化した音声翻訳機。
イリーの特徴は、インターネットへの接続が不要で、オフラインでの翻訳に対応している点。海外旅行中、WiFiスポットやインターネット回線を探す必要がなく、必要な場面ですぐに利用することができる。
操作方法は簡単かつシンプルで、本体のボタンを押した状態で日本語を話し、話終えたらボタンを指から離すだけ。翻訳スピードは最速0.2秒と速く、瞬時に指定した言語に音声で翻訳することができる。ちなみに、翻訳に対応しているのは、英語、中国語、韓国語の3言語
また、海外旅行に最適化された翻訳辞書が搭載されており、高い翻訳精度を実現している点もチェックしておきたい
「日本語→英語/中国語/韓国語」の一方向のみの翻訳に対応している点、ディスプレイが無く、音声のみで翻訳結果を確認しなければならない点には注意が必要だが、イリーは持ち運びに便利なサイズであることに加え、他の音声翻訳機と比較すると、リーズナブルな料金を実現。
海外旅行に音声翻訳機を持って行きたいと考えている人にとって、イリーは有力な選択肢の一つといえるだろう。

ポケトーク VS arrows hello ⑥ まとめ

ポケトークとarrows helloを比較した結果をまとめると、以下のようになります。

  1. どちらも持ち運びに便利なサイズ。バッテリーの持ちも
  2. どちらも「日本語→外国語」「外国語→日本語」の双方向翻訳に対応。また、どちらも簡単な操作で利用可
  3. ポケトークはSIMの利用に対応。arrows helloは、「日本語・英語・中国語(簡体字)」の3言語のみオフラインでの翻訳ができる
  • 再生履歴の表示&お気に入り登録機能を利用するのであれば、ポケトークがおすすめ
  • カメラ翻訳機能を利用するのであれば、arrows helloがおすすめ

再生履歴の表示や、よく使うフレーズ・表現をお気に入り登録できる機能を利用したい人、SIMを利用し、WiFiエリア以外でも音声翻訳機を利用したい人にはポケトーク、日本語・英語・中国語(簡体字)の翻訳を利用することが多く、オフラインの環境でも音声翻訳機を利用したい人にはarrows helloがおすすめといえるでしょう。

上記でご紹介したように、ポケトークとarrows helloには、それぞれの特徴があります。音声翻訳機を利用する際は、それぞれの特徴や機能等を比較し、自分に合ったものを選ぶことが大切
音声翻訳機の利用を検討している方は、本特集を参考に、自分に合った音声翻訳機を見つけ、海外旅行の際や、外国人とコミュニケーションをとる際、英語学習の際などに役立ててみてはいかがでしょうか?

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