原題 Being John Malkovich
邦題『マルコヴィッチの穴』
解説
原題『Being John Malkovich』とは、「ジョン・マルコヴィッチの頭に通じる穴を見つける」という奇想天外なストーリーで注目を集め、第72回アカデミー賞において「監督賞」「助演女優賞」「オリジナル脚本賞」にノミネートされる等、高い評価を獲得したコメディ映画『マルコヴィッチの穴』のこと。
実在する俳優 ジョン・マルコヴィッチにつながる不思議な穴を巡り、その穴を通じてジョン・マルコヴィッチの頭の中に入り込んだ人たちが巻き起こす騒動を描いた物語です。
原題『Being John Malkovich』の「being」は、be動詞の動名詞形で「~であること」という意味。つまり、原題『Being John Malkovich』は直訳すると、「ジョン・マルコヴィッチであること」。
不思議な穴を通じて、誰もがジョン・マルコヴィッチになれること、また、穴を通じて様々な人たちに頭の中を乗っ取られ、「自分とは何者か?」を問うジョン・マルコヴィッチの思いが、このタイトルに込められていると考えられます。
一方、邦題は、「マルコヴィッチの穴」となっており、ジョン・マルコヴィッチにつながる不思議な穴にフォーカス。確かに、「マルコヴィッチであること」よりも、「マルコヴィッチの穴」の方が、どんな映画なのか気になる人が多いかもしれません。
原題と邦題の違いにも注目し、本作を楽しんでみてはいかがでしょう。
Study
- being:(beの動名詞)~であること
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