原題 Sully
邦題『ハドソン川の奇跡』
解説
原題『Sully』とは、2016年にアメリカで公開されたクリント・イーストウッド監督の『ハドソン川の奇跡』のこと。2009年、突然のエンジントラブルにより、ハドソン川に不時着し、乗客全員が奇跡的に生還した「USエアウェイズ1549便不時着水事故(通称"ハドソン川の奇跡")」と、その後の真実を描いた物語です。
原題『Sully』とは、USエアウェイズ1549便の機長を務めるチェスリー・サレンバーガーのニックネーム。サリー機長を軸に事故の顛末を描き、作品を通して機長の人物像に迫っていくことから、このタイトルになっていると考えられます。
一方、邦題は、『ハドソン川の奇跡』。日本人にとっては、原題『Sully』より『ハドソン川の奇跡』の方が、キャッチーで、興味が引きやすいタイトルかもしれません。
作品を通して描かれる航空機事故「ハドソン川の奇跡」の真実はもちろん、原題と邦題の違いにも注目し本作を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、「ハドソン川」にちなんだ英語のワンポイントとして、川の名前には定冠詞の「the」が付くことをご紹介します。
通常、英語では、名前の前に定冠詞「the」を付けることはありません。しかし、地理名によっては、名前の前に定冠詞を付ける場合があり、「~川」は定冠詞が付くものに含まれます。つまり、「ハドソン川」を英語で表記すると、「the Hudson」。
川以外にも、海や森、半島などは、名前の前に定冠詞が付きますが、国や都市、大陸の場合は、名前の前に定冠詞は付きません。
同じ地理名でも、定冠詞が付くものとつかないものがある点は覚えておくと良いでしょう。
Study
- the Hudson: ハドソン川
作品を見る
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- 英語字幕非対応