原題 The Danish Girl
邦題『リリーのすべて』
解説
原題『The Danish Girl』は、2015年にアメリカで公開され、第88回アカデミー賞において「助演女優賞」受賞、「主演男優賞」「衣装デザイン賞」「美術賞」にノミネートされた映画『リリーのすべて』のこと。
1900年代初頭のデンマークを舞台に、妻に頼まれて肖像画の女性モデルの代役をしたことから自分の内側に潜む女性の存在に気づき、苦悩する主人公アイナーと、それを理解し、受け入れようとする妻ゲルダの姿を描いた物語です。
映画『レ・ミゼラブル』(2012年)、『博士と彼女のセオリー』(2014年)等で高い評価を得ているエディ・レッドメインが主演を務め、トランスジェンダーという難しい役を演じたことでも注目を集めました。
原題『The Danish Girl』の「Danish」は、「デンマークの、デンマーク人の」という意味。つまり、原題を訳すと、「デンマークの女性(女の子)」。自分の内側に潜む女性の存在に気づき、リリーという女性として生きようとするアイナーや、彼(彼女)を受け入れ、支えようとするゲルダのことを指していると考えられます。
一方、邦題は『リリーのすべて』となっており、性別適合手術を受け、女性となったアイナー(リリー)にフォーカスしたタイトルに。
原題と邦題の違いに加え、トランスジェンダーという難しいテーマを扱っていることにも注目し、本作を楽しんでみてはいかがでしょうか。
Study
- Danish:(形容詞)デンマークの、デンマーク人の
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