原題 The Fall
邦題『落下の王国』
解説
原題『The Fall』は、インド出身の映画監督ターセム・シンが撮影に4年の歳月を費やして完成させたインド・イギリス・アメリカ合作のファンタジー映画『落下の王国』。
撮影中に大けがを負い、下半身不随となったスタントマンのロイが、病院で出会った少女 アレクサンドリアを操るために語り始めた虚構の冒険物語が、彼女に夢と希望を与え、やがて自分自身をも救うこと繋がっていく様子を描いた物語です。
本作は、世界24か国以上でロケを敢行。CGを一切使用せずに作り上げた世界観・映像美に定評があり、第40回シッチェス・カタロニア国際映画祭でグランプリ(最優秀作品賞)をはじめ、数々の賞を受賞しています。また、衣装デザインを、第65回アカデミー賞にて衣装デザイン賞を受賞した石岡英子が担当したことでも注目を集めました。
原題『The Fall』は、直訳すると「落下」。物語の中心となるロイとアレクサンドリアが、「落下」を共通点に出会い、距離を縮めていくことからこのタイトルになっていると考えられます。ちなみに、「fall」には、「落下」以外にも、「秋、滝、降雨」といった意味がある点もチェックしておくと良いでしょう。
一方、邦題は『落下の王国』。原題『The Fall』の直訳である「落下」に「~の王国」が付き、どこかファンタジックで不思議な世界を想像させるタイトルになっています。
原題と邦題の違いはもちろん、作品の映像美にも注目し、本作を楽しんでみてはいかがでしょうか。
Study
- fall:(名詞)落下、秋、滝、降雨
作品を見る
-
▼DVDで楽しむ
『ザ・フォール/落下の王国 特別版』DVD - 価格:6,241円(税込)
- 英語字幕対応