原題 Awakenings
邦題『レナードの朝』
解説
原題『Awakenings』は、2000年にアメリカで公開され、第63回アカデミー賞「作品賞」「主演男優賞」「脚色賞」の3部門にノミネートされたヒューマンドラマ『レナードの朝』のこと。
オリバー・サックス医師の医療ノンフィクション「レナードの朝」を元にしたヒューマンドラマで、ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズの2大俳優がW主演を務めたことでも注目を集めました。
本作は、難病により30年間昏睡状態だったレナード(ロバート・デ・ニーロ)と、その担当医師セイヤー(ロビン・ウィリアムズ)の闘病生活を描いた物語です。
原題『Awakenings』は、「目覚め、覚醒」を意味する名詞「awakening」の複数形。医師セイヤーが、レナードをはじめ、難病の患者に新薬を投与することで、患者たちの機能が回復する(=目覚める)ことからこのタイトルになっていると考えられます。
また、「awakening」が「awakenings」と複数形になっているのは、新薬によって、レナードだけではなく、他の患者も機能が回復した(目覚めた)ことから。
一方、邦題は『レナードの朝』。新薬の投与によって、レナードの機能が回復する(目覚める)ことを、「朝」という言葉で表現したタイトルになっています。
原題と邦題の違いはもちろん、新薬によって機能が回復し、目覚めたレナードたちはその後、どうなったのか…涙なしでは見られないクライマックスにも注目し、本作を楽しんでみてはいかがでしょうか。
Study
- awakenings:(名詞)目覚め、覚醒
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- 英語字幕非対応