原題 Moonstruck
邦題『月の輝く夜に』
解説
原題『Moonstruck』は、1987年にアメリカで公開されたロマンティック・コメディ「月の輝く夜に」。
ニューヨークのブルックリンを舞台に、ひとりの未亡人・ロレッタ(シェール)と、彼女に求愛する兄弟の恋模様を描いた物語です。
本作は、第60回アカデミー賞にて、作品賞をはじめとする6部門にノミネート、主演女優賞・助演女優賞・脚本賞を受賞し、高い評価を獲得しています。
原題『Moonstruck』は、形容詞で「気が狂った、気のふれた」という意味。ちなみに、「moonstrcuk」が「気が狂った、気のふれた」を意味するのは、昔、「月(moon)の光に打たれる(struck:「打つ、当たる」という意味の動詞「strike」の過去形・過去分詞形)と気が狂う」と信じられていたため。
本作が、事件や事故が多い(≒moonstruckな状態になりやすい)満月の夜、主人公ロレッタを中心に巻き起こるある一家の騒動を描いていること、月の光が愛の情熱をかき立てる(≒moonstruckな状態になる)ことからこのタイトルになっていると考えられます。
一方、邦題『月の輝く夜に』は、moonstruckな状態になりやすい「満月の夜」にフォーカスするタイトルに。
ロマンティック・コメディの名作とも評される本作。原題と邦題の違いに加え、主人公を軸に展開する人間関係・恋模様にも注目し、本作を楽しんでみてはいかがでしょうか。
Study
- moonstruck:(形容詞)気が狂った、気のふれた
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