原題 I’m Thinking of Ending Things
邦題『もう終わりにしよう。』
解説
原題『I’m Thinking of Ending Things』とは、2020年にアメリカで制作され、Netflixをはじめとする配信サービスで公開された映画『もう終わりにしよう。』のこと。
本作は、カナダ人作家のイアン・リードによる同名の小説を原作としており、現実と虚構の境が次第に不鮮明になっていく様を描いたスリラー映画です。原作小説は、出版当初からその不可思議でダークなストーリーが話題に。英語圏ではファンサイトが設けられ、読後の解釈や感想が多数書き込まれるなど、大きな話題となりました。
そのような話題作の映像化として期待を集めた本作は、『マルコヴィッチの穴』や『エターナル・サンシャイン』の脚本などで知られる鬼才チャーリー・カウフマンが脚本・監督を務め、独創的な世界観を作り上げています。
原題『I’m Thinking of Ending Things』は、直訳すると「物事を終わらせようと思っている」。実はよく使われるフレーズでもあり、意訳すると「もう終わりにしよう」という意味となるイディオムです。
「I’m thinking of ~ing」とは、自分が今考えていることや計画していることを表現するフレーズ。「~しようと思っている」と訳します。ちなみに、「of」の後に来る「~ing」は動名詞となっており、この場合は不定詞「to +動詞の原形」で置き換えることができません。
邦題は、「もう終わりにしよう。」と、フレーズを意訳したものに。タイトルの中に句点(「。」)があることで、登場人物の「終わらせたい」という意思を感じるタイトルです。
本作は、ダークでナンセンスな展開を楽しめるインディーズスリラー映画。変わった映画が見たい、ダークな雰囲気の映像やストーリーが好きという方におすすめです。
Study
- I’m thinking of ~ing:~しようと思っている
- I’m thinking of ending things:もう終わりにしよう
作品を見る
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▼ストリーミングで楽しむ
『もう終わりにしよう。』Netflix - Netflix月額料金:880円(税込)~
- 英語字幕非対応
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▼原作小説を楽しむ
I'm Thinking of Ending Things: A Novel (English Edition)