原題 The Hunchback of Notre Dame
邦題『ノートルダムの鐘』
解説
原題『The Hunchback of Notre Dame』は、1996年にアメリカで公開されたウォルトディズニー長編アニメ第34作目に当たるミュージカル映画『ノートルダムの鐘』のこと。原作は、フランスの小説家ヴィクトル・ユーゴーの『ノートル=ダム・ド・パリ』。
15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼で鐘突きとしてひっそりと暮らす容姿は醜いが、優しく純粋な心を持った青年カジモドが、街で出会った情熱的で美しい娘エスメラルダに心惹かれていく姿を描いた物語です。
原題『The Hunchback of Notre Dame』を直訳すると、「ノートルダムのせむし男」。「hunchback」とは、「背骨が湾曲した人(=せむし男)」という意味で、主人公カジモドのことを指しています。
ちなみに、この「hunchback」という言葉が、「hunch:(背などを)弓なりに曲げる」+「back:背中」という単語からできている点もチェックしておくと良いでしょう。
一方、邦題は『ノートルダムの鐘』で、カジモドがノートルダム大聖堂の鐘突きであることから、このタイトルになっていると考えられます。また、一説によると、原題の直訳である「ノートルダムのせむし男」の「せむし男」が放送コード(放送禁止用語)に引っかかってしまうことも関係しているとか・・・。
本作は、ディズニー作品の中では珍しく、内容がシリアスで重め。そのため、他のディズニー作品と比較すると、やや知名度が低いイメージがありますが、一方で、美しい映像や音楽は、数あるディズニー作品の中でも、高い評価を得ています。
原題と邦題の違いに加え、こうした点にも注目し、本作を楽しんでみてはいかがでしょうか。
Study
- hunchback:(名詞)背中が湾曲した人
- hunch:(動詞)(背などを)弓なりに曲げる
- back:(名詞)背中
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