パラグラフ
Paragraph
解説
パラグラフとは、文章の段落、節のこと。 英語の長文をリーディングする際には、このパラグラフ単位で文章の意味を把握することが重要となる。
英文のパラグラフは、単なる文の区切りではなく、内部に論理的構造を持った一つの文章のまとまりとなっている。英文のパラグラフ構造を把握することで、飛躍的にリーディング速度がアップするうえ、ライティング力も洗練されるため、以下の「英文パラグラフの構造」をしっかりと覚えておこう。
英文パラグラフの構造
- (1) Introduction(導入)
- 冒頭:Topic Sentence(TS)
- (2) Body(主文)
- 内容:Supporting Details
- (3) Conclusion(結論)
- TSの言い換えで結論をまとめる
パラグラフは、基本的にパラグラフの冒頭に来る一文「Topic Sentence(トピックセンテンス)」と、その裏付けの説明(supperting details)から成り立っている。
TSは結論とほぼ同義で、筆者がそのパラグラフで言いたいことを端的に表した文。通常はパラグラフの一番初めにくる文となっているため、パラグラフの主旨は最初の1文にあると言えるだろう。そのため、Topic Sentenceを意識して英文を読むだけで、英語長文のリーディング速度は大幅にアップする。
また、パラグラフはよく「One idea in one paragraph(一つのパラグラフには一つの話題のみ)」の原則があると言われており、一つのパラグラフの中では複数の主張をせず、一つの話題のみでまとめるのがベスト。Topic Sentenceとあまり関係のない内容は含むべきではないとされている。意味関係のつながりと首尾一貫性が重んじられるため、英文をライティングする際は気をつけたいポイント。
パラグラフの構造を理解するだけでライティングスキルはもちろん、リーディングスピードも大幅にアップする。英語の長文を読む際はパラグラフの基本構造を頭に入れ、意識しながら読むと良いだろう。