2023年2月に日本でのリリースを開始した、スピーキング特化型の英会話アプリ「Speak(スピーク)」。
最初の1週間で1,000語以上発話するトレーニングを提供しており、しっかりとスピーキング力を鍛えられると数ある英会話アプリのなかでも人気を集めています。
また、ChatGPTを提供する「OpenAI」とパートナーシップを組んでおり、高いAI技術・自動音声認識技術を活用したトレーニングにスマホから簡単に取り組めるのも魅力でしょう。
アプリを使い、「スピーキング力を鍛えたい」「英会話の練習をしたい」と考えている英語学習者のなかには、Speakを検討している方もいるはずです。
ただ、本当にスピーキング力を鍛えられるのか、学習を継続しやすいサービスなのかは気になるところ。
そこで今回は、人気の英会話アプリ「Speak」をピックアップ。本気の英会話編集部が実際にアプリを使用し、Speakの評判を調査しました。
Speakを検討している方はもちろん、スマホを使ってスピーキング力を鍛えたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
調査人:まいまい(本気の英会話編集部)
英検2級取得。社会人になってから3か月間カナダへの留学経験あり。日常英会話が何とかできるレベル。
Speak(スピーク)の基本情報
Speak(スピーク) 公式サイトへ行く
教材の形式 | アプリ ※iOS/Android対応 |
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料金(税込) |
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英語レベル | 初級~上級 |
無料体験 | 7日間(※クレジットカードの登録あり) |
おすすめポイント |
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Speak(スピーク)の特徴
米国シリコンバレー発のスピーキングに特化した英会話アプリ。ChatGPTの開発で知られる「OpenAI」とパートナーシップを結んでおり、高いAI技術・自動音声認識技術を活用したトレーニングでスピーキング力を鍛えられると利用者数を伸ばしている。
Speak(スピーク)では1日分のレッスンを、その課でマスターする表現を学ぶ「ビデオ・レッスン」やアウトプットを繰り返す「スピーキング・ドリル」等、複数のコンテンツで構成。さらに章のまとめには、その章で学んだ表現を使ってAIを相手に会話練習を行う「ロール・プレイ」等も用意されている。
またSpeakでは、他の英会話アプリと比較して約10倍の量のスピーキング練習が可能。発話量が多くしっかりとスピーキング力を鍛えられるのは、Speakを利用する大きなメリットといえるだろう。
AIを相手に英会話の練習ができる点、搭載されているAIの精度が高く、自分が話す英語に対して高速かつ正確なフィードバックがもらえるのも嬉しい。
利用者の学習状況を自動で記録し、そのデータを元に最適なタイミングで復習もできるので、Speakはアプリを使ってスピーキング力を伸ばしたい人におすすめ。
Speak(スピーク)の評判調査 その①: 学習内容
アウトプット中心のレッスン
Speakはスピーキングに特化した英会話アプリということもあり、レッスン内容もアウトプット(スピーキング)が中心です。
ちなみにメインのコースはレベル・学習目的別になっており、初級者~上級者まで自分に合ったものを自由に選択可能。「初級」「中級」「中上級」に関しては、「英語で学ぶ」コースと「日本語で学ぶコース」に分かれています。
さらに、各コースには目安となる日数も記載。どのくらいのペースで取り組めば良いのかがわかり、学習計画を立てやすくなっています。
Speakのコース
- 英語で学ぶ
- 初級・・・Part1:35日/Part2:31日
- 中級・・・Part1:33日/Part2:32日
- 中上級・・・Part1:34日/Part2:32日
- 日本語で学ぶ
- 超初級ミニコース:11日
- 初級:27日
- 中級:31日
- 中上級:31日
- 特別コース
- 訪日客との英会話:24日 ※国内で使えるトラベル関連の英語
- 基礎ビジネス英語(※日本語で学ぶ):24日
- 外資系ビジネス英語:32日 ※よく使われるビジネスイディオムなど
- 2024年5月時点
- Speakでは上記のメインコース以外にも、「語彙力アップ」や「文法の理解度アップ」など多数のミニコースを提供しています。
なお、1回のレッスンは、その回でマスターすべき表現を学ぶ「ビデオ・レッスン」(※発話の練習もあり)や、ビデオ・レッスンで学んだ内容をひたすらアウトプットする「スピーキング・ドリル」等、複数のコンテンツで構成。さらに5~6レッスンごとに、それまでの内容をまとめた復習レッスンがあるため、学んだ内容をしっかりと定着できるようになっています。
実際にレッスンにチャレンジしてみると、やはり発話する機会が多い印象。
英語を発話する際、「全文表示」「一部表示」「パターンプラクティス」「英文表示なし」とさまざまなパターンで出題されるため、英語の瞬発力を鍛えつつ、その回でマスター内容をしっかりと頭の中に入れられます。
この点は、他の英会話アプリと比較しても、Speakの大きな魅力だと感じました。
また、SpeakではAIを相手に会話練習を行う「AI英会話」のレッスンも提供。このレッスンでは、選択したテーマについて、AIと会話の練習を行います。
このAI英会話ですが、会話をする際は回答例も表示されるため、英語初心者や、何と話して良いかわからない場合でも、安心して会話の練習に取り組めます。さらに、それぞれのシナリオ(教材)に対して、「目標」や「チャレンジ」が設定されているほか、そのレッスンで使うフレーズを確認することも可能です。
いきなり会話をするではなく、ちょっとしたヒントがあり、自分で「今回はこれをできるようにしよう」「このフレーズを使ってみよう」といった形で取り組めるのも嬉しいポイントといえるでしょう。
その一方で、Speakはスピーキングに特化したアプリということもあり、レッスンは英語の発話が中心。そのため、声を出せる環境で学習を行う必要があります。声の出せない場所で学習がしにくい点には注意が必要です。
Speak(スピーク)の評判調査 その②: 学習効果
英語を話すことに慣れ、スピーキング力を鍛えられる
「スピーキング特化型の英会話アプリ」「他の英会話アプリと比較して、約10倍の量のスピーキング練習ができる」とうたっているアプリだけあり、やはりSpeakではレッスン時の発話量が多いです。
また、その課でマスターすべき表現について実際に声を出して何度も発話するため、しっかりとその内容を身につけられます。
アウトプット中心のレッスンで、英語を話すことに慣れ、スピーキング力を鍛えられるのはSpeakの大きな強み。
加えて、SpeakではAIを相手にスピーキングの練習を行うため、失敗を気にすることなくレッスンに取り組めます。搭載されているAIの精度も高く、話した英語に対してすぐにフィードバックがもらえるのも嬉しいポイントといえるでしょう。
学習管理機能あり
Speakには学習管理機能があり、「今日発話した表現」「今までの学習時間」「連続学習記録(※連続日数/連続週数)」が記録されます。
なかでも筆者が注目したのは、「連続学習記録」。何日か続けて学習していると、「連続学習記録を途絶えさせたくない」という思いが出てくるため、学習のモチベーションにつながります。
(※連続学習記録は毎日0時でリセットされるため、0時までにこなしたレッスンがない場合、連続学習記録はストップとなります。ただし、翌日に2レッスンを受けると、連続学習記録を更新できる「復活機能」あり)
また、Speakはリマインダーの設定にも対応しています。
学習管理機能がしっかりしており、英語の学習習慣を身につけられる点も、Speakの大きな魅力です。
ちなみにSpeakでは1つのコンテンツが、5分~10分程度で完了するように設定されています。
仕事や家事などで忙しい人でも、ちょっとしたスキマ時間を使って勉強に取り組めるのは嬉しいポイントといえるでしょう。
Speak(スピーク)の評判調査 その③: 料金プラン
Speakでは2024年5月20日現在、「プレミアム」と「プレミアムプラス」の2種類のプランを提供しており、料金はそれぞれ以下のようになっています。
Speakの料金プラン(税込)
プレミアム | プレミアムプラス | |
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月間プラン | 月額1,800年 ※年21,600円 |
月額4,000円 ※年48,000円 |
年間プラン | 年12,800円 ※1か月あたり1,067円 |
年29,800円 ※1か月あたり2,483円 |
特徴 |
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- Android版/2024年5月20日時点
「プレミアム」と「プレミアムプラス」の違いは、搭載されているAIの精度の高さ。
プレミアムには「基礎AI」が搭載されているのに対し、プレミアムプラスには「高度AI」が搭載されており、無制限のカスタム会話練習、自動生成レッスン、的確なフィードバックなど、よりスピーキングに特化した内容で学べるようになっています。
ちなみに筆者は今回、「プレミアム」を体験したのですが、(筆者が英語初中級レベルということもありますが、)このプランで物足りない・・・と感じる場面はほぼありませんでした。
プレミアムに搭載されているAIでも精度は十分に高く、レッスンを通してしっかりとスピーキング力を鍛えられます。なので、英語初中級者であれば、プレミアムで十分かもしれません。
一方、用意されているレッスンでは物足りないと感じる英語上級者や、すでにある程度英語を話すことができ、より実践的なスピーキングの練習がしたい場合には、プレミアムプラスを利用すると良いでしょう。
料金は、プレミアムが月額1,800円(税込)、プレミアムプラスが月額4,000円(税込)(※Android版/2024年5月時点)。
ただ、Speakでは1年単位での契約で1か月あたりの料金が割安になる「年間プラン」も用意しており、このプランを利用すると、プレミアムもプレミアムプラスも約7か月分の料金で1年間サービスを利用できます。
なお年間プランの料金は、
- プレミアム: 12,800円(税込) ※1か月あたり1,067円(税込)
- プレミアムプラス: 29,800円(税込) ※1か月あたり2,483円(税込)
となっています(※Android版/2024年5月時点)。
サービスをできるだけお得に利用したい場合や、「1年間」と期間を決めてしっかりSpeakで学習に取り組みたい場合は、年間プランを上手く活用するのがおすすめ。
英会話アプリの場合、月額3,000円程度の料金設定になっているところが多いため、他のサービスと比較するとSpeakの料金は安めです。(※特に年間プランを利用した場合)
搭載されているAIの精度が高いことや、レッスンでの発話量が多くしっかりとスピーキング力を鍛えられることを考慮すると、Speakは他の英会話アプリと比較してコストパフォーマンスの高いサービスといえそうです。
Speakの評判まとめ
以上の内容をまとめると、Speakには、
- アウトプット中心のレッスンでスピーキング力を鍛えられる
- AIを相手に英会話の練習ができる
- 1回10分程度のスキマ時間を利用して、スマホから取り組める
- 学習管理機能があり、英語の学習習慣を身につけやすい
- コストパフォーマンスが良い
といった点が特徴として挙げられます。
レッスンでの発話量がとにかく多く、アプリの評判も良いので、Speakはスピーキング力を鍛えたい人や英語を話すことに慣れたい人に特におすすめのアプリ。
Speakでは無料体験を提供しており、7日間サービスを無料で利用できます。
Speakが気になっている方はもちろん、アプリを使って英会話の勉強に取り組みたいと思っている方は、ぜひSpeakの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
Speak(スピーク) 公式サイトへ行く
教材の形式 | アプリ ※iOS/Android対応 |
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料金(税込) |
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英語レベル | 初級~上級 |
無料体験 | 7日間(※クレジットカードの登録あり) |
おすすめポイント |
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